category: ドイツの経済 6  1/3

泣くな キプロス。 (31.03.2013)

先回ここで取り上げたキプロスへの財政援助が、思わぬ展開を見せた。2週間前までは、「キプロスはあまりに小さくて、例え倒産してもユーロ(圏)への影響は知れている。」と、俗に言う経済専門家は口を揃えて主張していた。ところが蓋を開けてみると、思ってもいない衝撃をユーロ圏に及ぼした。ドイツのザールランドほどの小さな島国の運命が、どうしてこのような衝撃を及ぼす事になったのだろう。3月17日、欧州加盟国の大蔵大臣と...

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キプロス島を救え! (11.03.2013)

日本語でキプロス島。ドイツ語でZypern。日本人には馴染みのない名前で、「何処にあるの。」という人も少なくない。ちょうど日本の北方領土のような存在なのがこの島。トルコの目と鼻の先にあるこの島は、東ローマ帝国が滅亡してからは、トルコ領となっていた。島の住民はギリシャ系(70%)とトルコ系(30%)に分かれているが、これまでは大きな争いに達することなく一緒に暮らしていた。ところが過半数を占めるギリシャ人が、ギ...

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君の行く道は、 (12.11.2012)

今年の初め、すったもんだの末にギリシャへの2回目の財政支援、それも315億ユーロもの巨額の支援が決定された。この支援金は、義捐金と呼んだ方が正しいだろうが、この4月にギリシャに送金される筈だった。ところが、今、そろそろ11月中旬なのに、未だに送金されていない。お陰でギリシャの国庫に17億ユーロの穴がぽっかり空いており、国家公務員への10月のお給料、年金受給者への支払いが滞っている。このお金が1~2週間でギリシ...

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勝てば官軍。 (18.10.2012)

航空会社くらい経営の難しい会社はない。製造業であれば、景気が悪くなると勤務時間を減らすなどして稼働率を下げて市場の動きに素早く合わせる事ができるが、航空会社の場合、飛行プランが決まっているので、フライトを減らせない。スケジュールを変更する機会は年2回あり、4月からのサマースケジュールと、10月からのウインタースケジュール。以後は簡単にフライトの数を減らすことはできない。又、「飛行機が半分空だったから、...

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"Wendepunkt"(転換点) (20.09.2012)

2012年7月以降、ユーロ危機が悪化した。ギリシャ、ポルトガルは言うに及ばず、欧州の落第候補生、スペインとイタリアに「飛び火」したのが原因だ。1999年にユーロが導入された際、1ユーロ115円程度だったユーロが、当時、94円まで暴落したので、記憶に残っている人も少なくない筈だ。ユーロを(当面)救済する方法は二つあった。最初のひとつは、ECBがユーロ国債を発行して、イタリア、スペインの国債にかかっている圧力を取り除く...

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