category: ドイツの政治 7  1/4

Kraft(力)及ばず (29.05.2017)

5月14日、デユッセルドルフが州都のノルトライン ヴェストファーレン州(以後、NRWと略)で州選挙があった。この州にはドイツの全人口のほぼ1/4が住んでいるので、「小さな全国選挙」とも呼ばれ、9月に行われる全国選挙の指針となる大事な選挙だ。ドイツの地方政治をご存じない方がほんどだろうから、かいつまんで解説しておこう。この州は元来、社会民主党(以降SPDと略)の地盤であった。理由は日本でも歴史の時間に習うルール...

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今度は本当に有料化? (15.04.2017)

4年前の選挙戦でメルケル首相は(後で有名になる言葉)、"Mit mir wird es keine Pkw-Maut geben."(私が選挙に勝てば、自家用車に高速料金は導入しない。)と語った。この言葉で選挙民を安心させて選挙に勝つと、「自家用車に対して高速の料金を導入する。」と、ころりと手のひらを返した。勿論、ドイツ人は「破られた公約」に腹を立てたが、間抜けなことにメルケル首相はすでに選挙に勝ってしまった後。選挙民は、「また騙された...

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器じゃない (31.01.2017)

2017年、欧州は選挙の年。オランダ、フランスの選挙は予定されていたが、政情不安によりイタリア、オーストリアでも総選挙になりかねない雲行きだ。ドイツでも例外ではなく、3月から地方選挙が始まり(予定では)9月に下院の選挙があり、新しい首相が就任する。もっとも本当に新しい首相が就任する可能性はあまり高く、同じ首相が新首相に就任する確立のほうが高い。退屈な選挙戦になりそうな原因は、現在の連立政権にある。2大政...

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マイナス金利の功罪(18.01.2017)

2016年3月、欧州中央銀行(以降EZBと略)は歴史上初めて公定歩合を0%に下げると同時に、保険会社や銀行などがEZBにお金を預ける場合に採用される金利をマイナス0.4%に設定、さらなるマイナス金利の導入に踏み切った。日銀も、「マイナス金利はない。」とそのような政策を拒否していたのに、結局はマイナス金利を導入した。もっともマイナス0.1%という「低金利」なので、EZBに比べればその余波は小さい。そもそもマイナス金利を導...

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Ach, Du Scheisse! (11.01.2017)

日本で語られているドイツの姿のほとんどは、「ドイツ伝説」に属するもので、現実(事実)とは関係ない。これはドイツだけに限ったものではなく、「オランダ伝説」というものもある。食事に招かれたら、食後のデザートに麻薬が出たとか、まことしなやかに語られている。個人的によく聞いたのは、「オランダには人よりも牛のほうが多い。」というオランダ伝説だ。調べてみるとオランダの人口は1700万人。牛の数は150万頭で毎年、増...

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