category: ドイツの政治 7  1/3

器じゃない (31.01.2017)

2017年、欧州は選挙の年。オランダ、フランスの選挙は予定されていたが、政情不安によりイタリア、オーストリアでも総選挙になりかねない雲行きだ。ドイツでも例外ではなく、3月から地方選挙が始まり(予定では)9月に下院の選挙があり、新しい首相が就任する。もっとも本当に新しい首相が就任する可能性はあまり高く、同じ首相が新首相に就任する確立のほうが高い。退屈な選挙戦になりそうな原因は、現在の連立政権にある。2大政...

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マイナス金利の功罪(18.01.2017)

2016年3月、欧州中央銀行(以降EZBと略)は歴史上初めて公定歩合を0%に下げると同時に、保険会社や銀行などがEZBにお金を預ける場合に採用される金利をマイナス0.4%に設定、さらなるマイナス金利の導入に踏み切った。日銀も、「マイナス金利はない。」とそのような政策を拒否していたのに、結局はマイナス金利を導入した。もっともマイナス0.1%という「低金利」なので、EZBに比べればその余波は小さい。そもそもマイナス金利を導...

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Ach, Du Scheisse! (11.01.2017)

日本で語られているドイツの姿のほとんどは、「ドイツ伝説」に属するもので、現実(事実)とは関係ない。これはドイツだけに限ったものではなく、「オランダ伝説」というものもある。食事に招かれたら、食後のデザートに麻薬が出たとか、まことしなやかに語られている。個人的によく聞いたのは、「オランダには人よりも牛のほうが多い。」というオランダ伝説だ。調べてみるとオランダの人口は1700万人。牛の数は150万頭で毎年、増...

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大統領を探せ! (19.11.2016)

ドイツにも大統領が居る。もっとも実権がないので、悪く言えばただの飾り。日本人と違って現実的なドイツ人は、「金がかかるだけ。大統領なんて要らない。」と言う。まったくその通りだが、政権にある政党がこの制度を擁護しているので、なくなることはなさそうだ。ドイツの大統領は、オーストリアと違って国民投票ではなく、国会議員の投票で決まる。すなわち国会で過半数を持っている政府与党の推す候補が、大統領に就任すること...

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CETA (01.11.2016)

"TTIP"(米国と欧州の自由貿易協定)の影に隠れて、"CETA"(Comprehensive Economic and Trade Agreement)と呼ばれるカナダとの貿易協定は順調に話が進んでいた。米国のガチガチの資本主義至上主義と違って、欧州内の消費者保護に譲歩をするカナダ政府の態度も手伝って、いよいよゴールが見えてきた。欧州からカナダに輸出される品目の多くは車、機械等の工業製品で、カナダから欧州に輸出されるのは農作物、肉、それに石油等の資源...

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