失速するドイツ経済

 
ドイツの経済成長は2002年、0,2%の経済成長率というEU内で最低の成長率を記録した。この低い経済成長率は、ドイツにとって戦後2番目に最低の成長率なので、どれだけドイツが不景気なのかよくわかると思う。
ユーロ導入により、ドイツでは物価が高騰。消費者は出費を控え、企業は設備投資を控える為、物が売れなくなった。物が売れないから、会社は従業員を解雇。失業者は増大の一途。会社の倒産数は戦後最大の記録を更新。失業者はお金がないから、消費を控え、ますます物が売れないという悪循環。
さらにドイツは、東ドイツの合併時に建築ブ-ムに見舞われ、建築業会は大幅な設備投資をして従業員を増やした。ところが、今では建築の需要が激減。従業員を首にしても会社の採算は合わず、大企業まで倒産の憂き目に、、。こうなっては、政府は労働賃金のアップを押さえ込んで、企業に絶ち直しの余裕を与えるものだが、八方美人の首相の性格が災いして、なんと政府は労働団体との賃金交渉で労働賃金の5%アップを約束。 それもこの前代未聞の不況の時に。
各企業からは政府のだらしない交渉に非難の嵐だが、政府は「ストを回避する事に成功した。」と自画自賛。これによってドイツの各州、企業は大幅な支出アップを強いられる羽目になり、経済早期回復の希望は潰え去った。ただでも高い労働賃金は上昇する一方、しかし企業の売上は減る一方、企業が儲からないから税金も入ってこないので、破産する州政府もが続出。ドイツ経済はここ当分、暗闇から抜け出す事はなさそうだ。

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ユーロ導入で物価は値上がりしたが、食料品は比較的安価、安定している



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