統計によれば、、。

 
ドイツ来て最初の感動がさめると、「なんだか、ドイツ(人)って予想とかなり違うな、、。」という現実に直面する事が多い。どうも日本では、未だに戦前のドイツのイメージが根強いようで、なかなか現実のドイツの姿が伝わっていないように思われる。ここではドイツの姿を数字で表してみよう。

ドイツの人口は8千2百万人である。この内なんと400万人以上のドイツ人が、読み書きができない文盲である。(先進国の中ではトップの数字だ。)これに加えて、登録されているだけで160万人がアルコール中毒、90万人が路上で生活をする浮浪者で、なんと500万人が失業者である。これに麻薬中毒患者などを加えれば、こうした 社会に適応できていない人の人口に占める割合はなんと20%にもなる。これは学校に通う前の子供や幼児、お年寄りを含めての数字である。もし、20~50代のドイツ人で統計を取れば、こうした統計に該当するドイツ人の割合は40%を超える事になる。つまりドイツ人が10人居れば、その内4人は失業者、アル中、浮浪者と文字が読めない人で構成される事になる。

ドイツの識字率の低くさは、まさに発展途上国並で、日本や韓国、台湾、などとは比べ物にならない。さらにドイツでは学校を卒業するときに卒業試験があるが、これに合格できない生徒の数の多いこと。この卒業試験に合格できていないから就職先(見習い先)も見つからない。就職できないから、学校を出たらすぐに失業者。 社会への第一歩を生活保護で開始するわけだが、暇な毎日を紛らわす為に、麻薬に手だすか酒に溺れる。そうなると、麻薬に金を使って家賃が払えない。ドイツ人は家賃を払わなくても平気で半年くらい家賃を踏み倒して住んでしまうが、最後には裁判所から取立人が来て、追い出されてしまう。行き着く先は麻薬中毒で浮浪者である。 これが現実のドイツの姿になってしまっている。

ドイツの生徒がここまで出来が悪くなった理由は大きくわけて二つある。まずひとつは学校の授業時間。ドイツでは授業は午前中のみ。日本の小学校低学年の授業時間とさほど変わらないない。第二の理由は、ドイツの教育の自由化。戦前、戦後の頃は生徒がやる気があろうが、なかろうが、生徒は宿題をやってこないと先生に叱られて、体罰も珍しくなかった。60年代後半になって、こうした教育制度を自由化しようという動きが高まって、生徒は好き放題、怠け放題で、当時の人間に言わせれば人格を自由に育てる為に必要な教育方針であった。その結果が何をしても叱れる事なく、自由に育った、にわがままで、一桁の掛け算さえもできない怠け者ができあがったわけである。


          
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