サンタが街にやってきた! (30.11.2004)

年末になると、日本でも銀行強盗が増える時期であるが、これはドイツも同じだ。電車に乗っていると、『〇〇通りで△△銀行が襲われ、犯人の2人組みは徒歩にて逃走中。犯人の服装は、、。』などという車内放送が聴けるのもこの時期の風物詩。これを聞いたドイツ人のおばちゃんは、"Wieder entwischt!"などとコメントをしていてなかなか慣れたものである。
ドイツでは16歳の高校生が銀行を襲って、大金をせしめた事もある。でもそこは高校生、学校で犯行についてべらべら喋ってしまったので級友に警察に密告されてあっけなく御用となった。

11月27日の夕方、デュッセルドルフ市の隣町、Ratingen市の銀行に2人組みのサンタクロースがやってきた。このサンタはプレゼントを配る代わりに窓口で係員に拳銃を突きつけて現金を要求した。ちょうど閉店前という事もあり、銀行には金庫に入れていない現金が数万ユーロあった。サンタはこの現金を奪い取ると一目散に逃げ出した。ところが銀行の出口で、巡回中の2人組の警察官とご対面してしまったから、運が悪い。

サンタはすぐに警察に向けて発砲、警官もこれに応酬して、発砲。いきなり町の真ん中で銃撃戦が始まった。犯人組みは拳銃の用意はしたものの、射撃訓練を明らかに怠っていた。警察の発砲により、犯人の一人はその場で即死。もう一人は数発の命中弾にもかかわらず、駐車場に待たせてあった逃亡用の車まで逃げ切った。運転席には犯人のガールフレンドが座っており、そのまま犯人を乗せて逃走した。しかし傷の手当ての為に病院に駆け込んで、あっけなくそこで御用となった。

警察官もこの事件では負傷を負って病院で治療を受けてるが、生命の危険はない。この事件を振り返ってみれば、なかなか賢い犯人の偽装と言わざるを得ない。覆面をして銀行に入ればすぐに怪しまれれて、警報が鳴っていたことだろう。だがサンタに扮装していた為に、銀行側の反応が遅れた。たまたま巡回中の警察官と出くわすとは、余程、運のない犯人であった。


警察の対策の特殊部隊。
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