誘拐されるならドイツ国籍で (01.01.2006)  

ここのところ、海外でドイツ人が次々と誘拐されている。まず イラクで現地人と結婚していたドイツ人女性が誘拐された。3週間に及ぶ交渉と身代金、レバノンのテロリストをドイツの刑務所から解放する事と引き換えにやっと解放された。するともう翌日にはイエメンで人質解放の為、犯人側と交渉を担当していた元外交官とその家族が誘拐されたが、外交官特権か、3日で交渉が成立して解放された。こういう誘拐事件で常に思うのは、ドイツ政府のドイツ人の解放にかける意気込みである。ドイツの首相のページにも書いたが、ドイツ政府はドイツ国籍を持つ国民を見捨てない。
国内、国外と問わず人質解放の特殊部隊を出動させて、人質の解放に全力を挙げる。又、ドイツ人が外国で犯罪を犯して刑務所に入った場合でも、なんとか本国の(過ごしやすい)監獄に収監しようと外国政府と交渉をする。「なんだ、それは政府として当たり前の事ではないか。」と思われるかもしれないが、その当たり前が全く行なわれていないのが我が日本政府である。1年も前になるがスマトラ沖の津波で多くのドイツ人が生命を失った。運良く生き残った者でもパスも金なく、着の身着のまま病院か大使館に収容された。これを見たドイツ政府は、即座にドイツ空軍にドイツ人の本国収容を命令した。以後、ドイツ軍機は1週間に渡ってスリランカインドネシア、タイに飛んで被災者をすべて本国に連れ帰った。勿論、無料だ。そのために税金を払っているんだから。さらには、ドイツの衣料メーカーが大量の衣料を寄付したので、飛行機には必要な衣料が積み込まれていた。こういう有事の対処の仕方を見ていると、有事の際は日本のパスを投げ捨てて、「ドイツ人に住んでいます。」とドイツ政府に助けを求めたほうがよい。
日本政府が津波の被害者に対して行なった処置は、救援処置と呼ばれるものではなくただの事後処理だった。着の身着のままで助けを求めてきた日本市民に「パスの再発行を申請してください。」とか「お金は貸せません。」とか戯言をぬかした日本大使館員がいた。また、日本政府が首相専用機を日本市民の収容に使用したとか、自衛隊に発動命令が下ったとか、全く何もなかった。一体、何のために高い金を払って自衛隊を維持しているのかさっぱりわからない。さらには、北朝鮮に日本国民が誘拐されても、20年以上も知らないフリ。今、海外で監獄に入ってる日本人を本国に収監しようとか、正当な裁判を受けさせてやろうとか、何もしないで自国民を見捨てるのが我が日本の外務省である。もし、海外で誘拐されるなら、ドイツ国籍に限る。誘拐犯人には、ドイツ生まれの日系ドイツ人と言うことにしょう。

043.jpg
「解放」後、アラブ女性の衣装で記者会見に臨み
大いに顰蹙を買ったOsthoff女史           
スポンサーサイト

0 Comments

Post a comment