Weltmeisterlich,,,  (06.06.2006)

ドイツに行った事がある人なら、誰でもご存知だが、ドイツでは太っている人をよく見かける。ドイツ人の「成長」の統計を取っている Deusche Gesellschaft fuer Ernaehrungという機関があるが、この機関が2004年に行なった統計調査の結果を2006年6月に発表した。それのよるとドイツ人はアメリカに次ぐ肥満大国で、男性の65%、女性の55%が肥満であるという。ここで言う肥満とは体脂肪が25%を超えている場合を指すが、これは産まれたばかりの赤ちゃんも含めた数字であるから成人に限って言えば、3人に2人が肥満という信じられない状態である。
肥満の原因は、言わずもがな油の多い食事と運動不足だ。ドイツにわずか2ヶ月留学してドイツ人と一緒に食事を取って、その後、日本に帰ると数キロ「ドイツ土産」を持って帰った方もきっとおられるのではあるまいか。よく日本でもビール腹と言われるが、ビール自体は、アルコール度が低いのでそれほどカロリーは高くない。ビールの問題はカロリーではなく、ビールの中に含まれている酵素が食事を促す効果があることが原因だ。だからビールが水より安い国で、ビールを飲んで食事をすれば、太らない方が不思議だ。さらにドイツ人は、塩辛いものが大好き。ドイツ人家庭で出てくるスープはかなりしょっぱいが、それでもドイツ人は塩が足らないらしく、テーブルの上の塩の小瓶を取ってさらに塩をスープに振りかけている。
常夏の国、タイではタイ人は乾燥唐辛子を入れて真っ赤にしてラーメン、パパイヤサラダを食べているが、日本人であれを食べれる人はまずいないだろうが、タイ人にしてみると、辛くないとおいしくないらしい。ドイツ人にしてみると、しょっぱくないとおいしくないという事になるらしい。そこで、しょっぱいからまたビールを飲むという悪循環。そういう食生活をしていれば、成人する頃には立派な肥満体になっているというわけだ。
ところで、肥満大国のドイツでは、この肥満問題はすでに個人の問題ではなく、社会の大きな経済問題になってきている。まず糖尿病になるケースがある。これになると一生、医療を続ける事が必要になる。また高血圧による心臓発作の危険、血管梗塞、体重に耐え切れなくて関節が壊れるケースも少なくない。結果として、ドイツでは医療費は毎年膨らみ続け、これをカバーするために医療保険がべらぼうに高くなっている。

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肥満はドイツでは個人の問題の次元を超えて、すでに社会、経済問題になっている。


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