Wir sind Nr.1 (22.04.2007)

以前もこのコラムで取り上げたが、今回のテーマは肥満。ドイツに住んでいると、ドイツ人の肥満度には毎度驚かされる。「よくも、あんな大きな服があるものだ。」と。 ドイツ社会も肥満に適応して、それに適応した衣服を製造しているようで、日本の女性がズボンを買いに行くと、「お尻の部分が、ぶかぶか。」だという。これについて知り合いの(太っていない)ドイツ人に、「ドイツには肥満な人が多すぎるんじゃないか。」と言えば、答えはいつも決まって、「アメリカを見ろ、イギリスを見ろ、 アイルランドを見ろ。あれに比べれば、俺たちは全然マシな方さ。」と言う答えが返ってくる。

ところが、4月に公表されたInternational Association for the Study of Obesity (IASO) によると、 ドイツはヨーロッパで一番、肥満の割合及び肥満人口が多い事が発表された。これでドイツ人肥満説はamtlich(公式に認められた事実)となり、もう言い訳ができなくなった。

ドイツ国民の肥満化のスピードは目を見張るものがある。2004年の時点で、ドイツ人の肥満度は欧州でイギリス、ギリシャ、キプロス、クロアチア、チェコに続いて第6位。わずか2年で欧州はおろか世界一の地位に躍進したドイツの快進撃振り。現状ではドイツ人男性、4人のうち3人が肥満で、ドイツ人女性の2人のうち1人が肥満である。 これはあの肥満大国の米国とほぼ同じレベルにあり、唯一アメリカに劣っているのは、体脂肪の割合が30%を超えるXXXLサイズの肥満人口のみ。

ドイツ人に言わせると、「肥満の原因はアメリカから来たファーストフードが原因だ!」と、どこまで行っても悪いのはアメリカ人ということになるらしい。しかし、本当の原因は、暴飲暴食と運動不足のダブルパンチだ。以前、旅行代理店で働いていた頃、 それは美人の女性社員が居たが、毎日、仕事にお菓子を持参してくるのである。このお菓子をPCの横に置いて、 仕事の間ずっとぼりぼり食べている。勿論、しっかり昼食も取るのだが、それまでに動くのは、コーヒーを取りにいく時だけ。それでも、まだ若いので運動量も多く、それほどに太ってはいなかったが、久しぶりに合ったら、それはもうびっくり。しばらく見ないうちに、立派なドイツ人に成長してしまっていたのである。

ドイツでは肥満による病気、糖尿病患者の数は上昇に上昇をかさね、もう爆発寸前。ドイツ人の死亡原因のトップは、当然ながら心臓発作。 そして世界で一番高価なドイツの健康保険の総予算の1/3はすでにこうした肥満が原因の病気の為に使われている。今後もドイツ人はさらに肥満化して行くだろうから、ドイツの健康保険は今後もますます値上がりしていく事だろう。

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成人したドイツ人の姿。100年の恋も冷める?

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