アラーム!  (01.01.2008)

2008年の初頭を飾る記事は、まさにこの時期にぴったりの「おめでたい」ニュースだ。事件が起きたのは、12月末のフランスにて。フランスを電車にて旅行中の日本人女性二人組は、ある駅に停車した際、次の電車が出るまでの1時間半、市内観光をすることに決定。問題は荷物。預けると値段が高い(5ユーロ)からか、それとも言葉が通じないからか、原因は不明だが、この日本人観光客は、駅の長椅子の上に荷物を置いて、市内観光に行く事にした。流石に荷物を椅子の上に置いて置けば、荷物が盗まれることまでは予想できたらしい。荷物を(持参してきた)鎖で長椅子に縛り付けると、錠前で鍵をかけて、安心して観光に行ってしまった。

しばらくして駅にやってきたフランス人乗客は、長椅子に縛り付けられている持ち主不在の荷物を見て、びっくり仰天。ただちに駅の警察に通報した。現場を確認した警察は荷物の大きさから、大量の火薬、あるいは放射線物質の入った爆弾を推測、テロのアラームを発し、爆弾処理班を要求。駅にいた人はすべて避難させられて、立入禁止のテープが張られていると、爆弾処理班が到着。無線のレントゲン車で荷物を調査する一方、荷物の爆破を準備していたところに観光を終えた我が同胞が帰ってきた、、。

警備をしている警察官に「あの荷物は私達の物です。」と説明。かろうじて荷物の爆破処理だけは免れたが、フランス警察からこっぴどく叱られたらしい。爆弾処理班の「活動費」を罰金として払うことを了解したので、解放され、やってきた電車に乗ってパリに向かっていったそうだ。日本人の感覚は、いい意味でも悪い意味でも、他の世界からかけ離れているのだが、今回はその悪い例が現れたようだ。しかし、どういう思考回路を踏むと、「荷物を長椅子に鎖で縛り付けて観光に行く。」という超人的な結論に達したのか、非常に興味のある所だ。鎖を持参していたので、どうもこの作戦は日本でじっくり練ってきたに違いない。あっぱれ。


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爆弾発見のアラームで空港を離れる乗客。

 
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