汚職と賄賂 (16.04.2004)

どこの国にも汚職というものはある。ドイツも勿論、例外ではない。ドイツでは、80年代、90年代に比べ汚職が増える一方という傾向がある。最新の話題では、ドイツ連邦銀行の総裁の贈賄事件が 挙げられる。2002年に大晦日のお祝いでベルリンの高級ホテルアドロンに招待された銀行総裁は、家族を連れてこのホテルに4日間宿泊。(馬鹿)息子は、彼女を連れ込んでスイートでお楽しみ。このときの宿泊費7000EURを自分で払わず、招待先の私銀行に払わせて いる。最初の一泊だけならともかく、4日間も家族とその知り合いを宿泊させ て、その費用を銀行に支払わせる行為は、立派な収賄だ。
この事が明るみに出たのは本人も都合よく忘れかけている2004年4月。総裁は、「あれは仕事で宿泊したのだ、収賄ではない。」と、非難に対し憮然とした態度で抗議する。 しかし本人だけでなくその家族及びその知人(彼女)まで、この「公用の宿泊」で利益を得たことが明るみに出て、検察が調査を開始。ここでやっと自分の危うい立場気付いた総裁は、会見で 「思慮のなさ。」を悔い、なんと連邦銀行総裁の地位だけは確保しようとするが、すでに時遅し。銀行内部からはともかく、政府、野党からも辞任を要求されるも、「辞任はしない。」と粘ったものの、1週間後に今度はBMWに招待されてモナコで豪遊したことが発覚して、あっけなく辞任。ドイツ語でDer Fisch stinkt vom Kopf.(魚は頭から臭う。)と言うが、ドイツの連邦銀行総裁が、この有様だから、その他のも推して知るべしだろう。

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連邦銀行(元)総裁 Weltke氏。
政治家ばかりでなく、財界人も腐っている。


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